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アンドロゲン受容体の標的ネットワークの同定―ゲノム医学的手法による系統的なアンドロゲン受容体下流因子の同定
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JPY
Abstract
アンドロゲン受容体(AR)はステロイドホルモン受容体の一種であり,肥満,動脈硬化,骨粗鬆症,前立腺癌などのさまざまな病気と関連している.AR は細胞内でアンドロゲン(テストステロン,ジヒドロテストステロン)をリガンドとして結合すると核内へ移行する.DNA と結合し標的となる遺伝子群の転写活性化を引き起こすことで,アンドロゲンの作用を発揮すると考えられている.よってアンドロゲンの生理作用を知るためには,AR が DNA 上のどこに結合しているのか,またその標的となる転写産物を同定することが必要である.近年,ゲノム医学的な手法の開発により網羅的な AR の DNA への結合部位や転写開始点の同定などが可能となり,研究が進められている.本稿ではこれまで当研究室で進めてきたアンドロゲン受容体の標的遺伝子群,ならびに網羅的な標的の解析に応用されている手法についておもに概説することとする.
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