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うつ状態あるいは70歳以上の高齢C型慢性肝炎症例に対するIFN‒β/RBV併用療法の効果と安全性
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JPY
Abstract
高ウイルス例のC 型慢性肝炎に対する第一選択剤はペグインターフェロン+リバビリン(PEG‒IFN/RBV)併用療法である.しかし,この治療は,種々の合併症がみられうるため,70 歳以上の高齢者あるいはうつ状態の症例などではしばしば治療が断念される.一方,インターフェロンβ+リバビリン(IFN‒β/RBV)併用療法はこれらの症例に対しても治療を行える可能性がある.実際,IFN‒α製剤にてうつ症状を呈した14 症例に,精神科医とのタイアップによりIFN‒β/RBV 併用療法を施行したところ,中止例はなく,5 例(35.7%)でウイルス排除が行えた.また,70 歳代の症例にIFN‒β/RBV 併用療法を施行したところ,ウイルス排除率はgenotype 1b では5 例中2 例(40%)であり,genotype 2 では8 例中5 例(63%)であった.したがって,軽度のうつ傾向・うつ状態の症例あるいは70 歳以上の高齢者でも,IFN‒β/RBV 併用療法の治療適応について考慮してみる価値はあると思われる.
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/content/article/0039-2359/239120/1171