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JPY
Abstract
インフルエンザの感染率が高い小児が集団生活をする学校は,インフルエンザ流行を増幅し,家庭や社会に伝搬する場となる.したがって,学校でのインフルエンザ対策は重要である.本稿では,著者らが勤務するA小学校,B 中高一貫校でのインフルエンザ対策について,2009/2010 シーズンの新型インフルエンザ対策を加味して述べる.重点項目は,①インフルエンザワクチン接種,②罹患した児童・生徒の出席停止,③流行時の臨時休業(学級閉鎖,学校閉鎖),である.インフルエンザワクチンは現在,日本では高齢者以外は任意接種ワクチンであるが,学校での流行防止には集団として接種率を高める努力が必要である.今回のパンデミックではワクチン接種は間に合わず,A,B 校では季節性インフルエンザよりも厳しい基準で学級閉鎖,学校閉鎖を実施した.シーズンの累積罹患者数を減少させるものではないが,流行拡大を遅らせる効果があったと考えられる.
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/content/article/0039-2359/241010/117