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遺伝子環境交互作用の探索検証を目的としたコホート研究の展開
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JPY
Abstract
DNA 抽出を目的とした検体を保有するコホート研究(ゲノムコホート研究)が世界中で実施されており,遺伝子型と疾病発生リスクに関する多くの研究成果が発表されるようになった.わが国でもJ-MICC 研究,JPHC-Next 研究,エコチル研究,内閣府によるゲノムコホート研究が進行中である.これらの研究は,遺伝子環境交互作用の探索検証を目的としている.遺伝子型情報を扱う場合には“ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針”の対象となる.この倫理指針はいくつかの実情と合わない点があり,わが国のゲノムコホート研究を含む遺伝子解析研究の発展を妨げている.海外ではゲノムコホート研究を特別視することなく,既存コホート研究で収集された検体から研究が進行している.同指針は現在改訂作業中であるが,なお指針のあり方をめぐっての議論が必要と思われる.遺伝子環境交互作用の解明は個別化予防の基盤となることから,ゲノムコホート研究のさらなる推進が望まれる.
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