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JPY
Abstract
涙液には抗菌作用,創傷治癒促進作用があるだけでなく,眼表面を滑らかにすることにより視力維持にも貢献している.涙液の分泌がまったくなければ,眼表面上皮を正常に維持することができず,角膜の透明性を維持することもできなくなる.そして最終的には高度の角化組織(皮膚など)で眼表面が覆われると,極度の視力低下をきたし,通常の角膜移植を施行しても透明な角膜を維持することができなくなる.こういった高度の瘢痕性角結膜疾患には涙腺機能の再生が不可欠である.涙腺には腺上皮細胞,導管上皮細胞,筋上皮細胞,線維芽細胞の4 つの主となる構成細胞が存在するが,どの細胞種に涙腺の前駆細胞があるのかはまだ解明されていない.本稿では涙腺再生の臨床的重要性,涙腺の発生,涙腺の幹細胞研究,細胞誘導,細胞移植などの研究の現状,現段階で臨床応用されている技術について言及する.
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/content/article/0039-2359/241100/771