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JPY
Abstract
入浴関連頭痛は入浴あるいは温水シャワーなどで瞬時に生じる雷鳴頭痛である.ときに排便・排尿などでも生じる.数週間の間,発作を繰り返すが自然消失する,アジア人女性に特有の頭痛である.一部で可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)にみられる頭部MRI/MRA 所見が報告されている.『国際頭痛分類2 版』には記載されていないが,それほどまれな頭痛ではない.入浴,温水刺激に伴う自律神経反射が誘因として推測されている.飛行機頭痛は飛行機搭乗時,とくに90%近くは着陸時に生じる片側前頭部から眼窩周辺の高度な頭痛である.随伴症状,流涙,鼻汁,結膜充血は伴わない.搭乗するといつも頭痛を生じる例から時に生じる例まで多様である.20~30 分で自然軽快し搭乗前の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)内服が半数以上で予防に有効とされる.アイスクリーム頭痛は外因性寒冷刺激,あるいは冷たいものの摂取による頭痛で,寒冷に対する過敏性が頭痛の原因と推測されている.寒冷刺激除去後通常5 分以内に消失する.両側性・非拍動性で軽度のことが多い.急激な寒冷刺激に伴う関連痛の可能性,寒冷刺激に伴う血管収縮とその後の血管拡張による血管周囲の炎症を介する機序が推測されている.
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