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JPY
Abstract
ロタウイルスは乳幼児の感染性胃腸炎のなかでもっとも多くみられる病原体であり,先進国であってもロタウイルス感染症は多い.2011 年以降わが国でも第二世代ロタウイルスワクチンが認可された.5 価の経口生ワクチンRotaTeq と1 価の経口生ワクチンRotarix である.諸外国では2004 年から使用実績があるが,いずれのワクチンもロタウイルス感染による入院患者数を約90%減少させており,その有効性はきわめて高い.第一世代ロタウイルスワクチンではワクチン関連腸重積が問題となったが,RotaTeq,Rotarix では生後6 週から接種開始し,生後6~8 カ月までに完了することとし,現在まで腸重積の発症が有意に増加したという報告はない.ロタウイルスワクチンを導入することにより入院にかかる医療費は95%減少し,外来にかかる医療費は85%減少すると試算されている.現在ロタウイルスワクチンは任意接種であるが,かりにワクチン1コースの費用を1 万9 千円にできれば,ワクチンを公費で行っても全体の医療費を抑制することができる.
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