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JPY
Abstract
日本と欧米諸国とのワクチンギャップが叫ばれて久しいが,小児科学会をはじめとする各学会,厚生労働省などの働きによって,定期接種,任意接種ともに新規ワクチンの導入が進んでいる.その一方で,乳児期の総ワクチン接種本数は増加の一途をたどっており,被接種児,両親,医療関係者にかかる心理的・経済的などさまざまな負担の増大が認められている.一方,同様の問題に直面していた欧米諸国を中心にした世界では近年,混合ワクチンの開発・導入が盛んに進められている.日本においてもあらたな混合ワクチンの早期開発および導入が望まれる.本稿では混合ワクチン導入による利点やその欠点をそれぞれ提示し,また免疫応答に与える影響についてまとめた.さらに,世界で混合ワクチンが開発導入される際の問題点および,今後日本におけるあらたな混合ワクチンの開発導入にかかわる諸問題についてまとめ,考察する.
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