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JPY
Abstract
糖尿病神経障害の臨床症状は多彩であり,糖尿病患者の生活の質(QOL)を著しく低下させるのみならず,生命予後に及ぼす影響も計りしれないものがあり,有用な治療法の開発が望まれている.現在までにさまざまな治療薬が開発され,基礎的研究においてその有効性が確認されているが,実際に臨床応用されている治療薬はわが国においてはアルドース還元酵素阻害薬のみであり,あらたな治療法の開発が望まれている.近年,インクレチン(GLP-1 およびGIP)には膵β細胞以外の細胞あるいは組織に対する作用,すなわち膵外作用のあることが明らかになってきた.そのなかで,実験医学的にインクレチンおよびその関連薬にはさまざまな神経庇護作用があることが報告されている.本稿では,糖尿病治療薬として注目されているインクレチンおよびその関連薬の糖尿病性神経障害に対する可能性について概説したい.
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