No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
アメリカのA. T. Beck によって1950 年代に創始された大うつ病に対する認知行動療法は,抗うつ薬治療との無作為割付比較試験16 研究によって同等の効果が示され,欧米の治療ガイドラインで,抗うつ薬と並ぶ二大治療法のひとつになっている.抗うつ薬の効果発現の生理学的メカニズムの検討が進歩するのと同様に,近年では認知行動療法の効果発現の生理学的メカニズムの検討もすこしずつ進みつつある.最近,抗うつ薬に対する良好な治療反応性は前帯状回の過剰活性化と関連している一方で,認知行動療法に対する良好な治療反応性は前帯状回の低い活性化と関連しているとする報告がみられる.抗うつ薬と認知行動療法のどちらを第一に適応するかについては,現時点では患者の好みによって選択されているが,将来的に機能的神経画像検査を用いて判定する時代が近づいてきている.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/244050/411