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肝線維化治療の臨床応用への展望―既存薬剤を中心として
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JPY
Abstract
最近まで肝の線維化は不可逆性であると考えられていたが,近年の研究から肝硬変など線維化が進行し小葉構造の改築が進んでいる場合でも肝線維化は可逆性であることが明らかになっている.線維化進展の中心細胞が肝星細胞(HSC)であることからHSC を中心標的としてさまざまな治療薬の開発が行われており,新規化合物などを用いた臨床試験が進行中である.しかしこれら新規薬剤は解決すべき問題点も多く,実地医療にはいまだ時間を要するものと思われる.そこで,すでに臨床で使用されている薬剤のうち,HSC に対し抑制作用を有する薬剤を肝線維化治療に用いる試みが行われている.本稿では明日の臨床から使える治療という観点から,現在臨床で使用可能となっている薬剤で肝線維化抑制効果を有する可能性が示唆されている薬剤を中心に,作用機序とのかかわりを含めて概説する.
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