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難治性神経障害性疼痛に対する反復経頭蓋磁気刺激療法
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JPY
Abstract
難治性神経障害性疼痛の治療において,一次運動野電気刺激療法(「サイドメモ1」参照)の有効性が世界的に認められているが,侵襲性のある埋込み手術を必要とする.一方,被験者に苦痛を与えることなく局所の大脳皮質ニューロンを刺激できる反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法によって,電気刺激と同様の疼痛軽減効果が得られるとの報告が増え,Cochrane Review 2010 でも高頻度rTMS による一次運動野刺激は除痛効果があると評されている.著者らは平成21~23 年厚生労働科学研究で多施設共同研究を行い,70 例の神経障害性疼痛患者に対してクロスオーバー比較を行ったところ,シャム刺激に対して5 Hz rTMS は有意に除痛効果を示した.一方,埋込み式一次運動野電気刺激療法はオンデマンドで刺激が可能であるが,rTMS でも簡単に,繰り返して正確に刺激ができるようになればrTMS での継続的治療が可能となり,難治性疼痛治療のひとつの選択肢となりうる.
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/content/article/0039-2359/244070/613