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血管障害バイオマーカーとしての toxic AGEs(TAGE)
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JPY
Abstract
近年,蛋白質の終末糖化産物(advanced glycation end-products:AGEs),なかでも糖代謝中間体のグリセルアルデヒドに由来するAGEs〔Glycer-AGEs,toxic AGEs(TAGE)と命名〕がその受容体であるRAGE(receptor for AGEs)を介し,糖尿病血管合併症の発症・進展に強くかかわっていることが明らかになってきた.最近では高血圧症,認知症,癌,非アルコール性脂肪肝炎などの多様な疾患にも関与することが示されており,TAGE-RAGE 系の影響を抑えることが生活習慣病の予防,および治療戦略上必要なことがわかってきた.また血中TAGE レベルの変動は,現代の生活習慣が引き金となって生じるインスリン抵抗性や食後高血糖,脂質代謝異常などと関連していることが明らかになってきており,血管障害を評価する有用なバイオマーカーとしての可能性も秘めているものと思われる.
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