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JPY
Abstract
1 型糖尿病の頻度は低いが,高い家族内集積性が認められ,1 卵性双生児と2 卵性双生児における一致率の差から1 型糖尿病の成因に遺伝因子が関与していることは明らかである.疾患感受性遺伝子を同定するためのアプローチとして,ファンクショナルクローニングとポジショナルクローニングの2 つの道筋がある.ファンクショナルクローニングからはHLA 遺伝子,インスリン遺伝子,CTLA4 遺伝子,PTPN22 遺伝子,IL2RA 遺伝子が同定された.ポジショナルクローニングは近年のゲノム情報の整備や遺伝子解析法の進歩により急速に進んできており,あらたな疾患遺伝子も複数見出されつつある.疾患にかかわる遺伝子を解明することは病態の分子メカニズムを理解するうえで重要である.1 型糖尿病疾患感受性遺伝子の解明により疾患の予防,診断および治療の進歩につながることが期待される.
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/content/article/0039-2359/244120/1013