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JPY
Abstract
ゲノムワイド相関解析により空腹時血糖値,糖負荷後2 時間血糖値,空腹時血中インスリン値と相関する遺伝子領域が多数同定されており,その大部分は2 型糖尿病とも関連する.多くはこれまで糖代謝との関連は知られていないことから,2 型糖尿病疾患感受性機序を解明するうえでも重要な情報と考えられる.HbA1c 値と相関する領域の約半数は血糖値との相関に基づくものと考えられるが,残りの半数は赤血球寿命などの血糖値に依存しない要因との関連が示唆されている.したがって,HbA1c などでは遺伝情報を加味した正常値の設定が必要と考えられる.一方,肥満関連形質としてBMI,腹囲,ウエスト/ヒップ比および体脂肪率を対象とした解析が行われている.すでに40 以上の肥満関連遺伝子領域が同定されているが,肥満の遺伝的要因の10%程度しか説明できない.糖代謝関連形質の遺伝要因についても状況は同様であり,その全体像解明にはさらに多くの遺伝子領域同定が必要と考えられる.
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/content/article/0039-2359/244120/1025