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急性心不全登録研究(ATTEND registry)から学ぶ―今後の課題も含めて
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JPY
Abstract
心不全は入退院を繰り返して悪化の一途をたどる.この流れを遅らせるためには,心不全患者の実態を知ることが先決である.このような観点から急性心不全疫学調査としてATTEND registry が行われた.この結果から,日本の急性心不全患者背景・治療は欧米と基本的には相違ないが,初発心不全が多く,入院期間がきわめて長く,治療においてはカルペリチドおよびアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬の使用頻度が高いことが明らかになった.入院時刻は日勤帯が多く死亡率が高いが,収縮期血圧で補正すると夜間帯の入院患者と相違ない.また,欧米同様,低ナトリウム血症は重要な予後規定因子であり,さらに心事故の観点からも重要であることが明らかになった.これに対する対処も今後の課題である.本研究はさらにさまざまな角度から解析をして公表していく予定であるが,重要なことは現状を把握してガイドラインに反映させ,よりよい実践的心不全診療に貢献していくことである.
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