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JPADから学んだこと―糖尿病患者における心血管イベント一次予防に対するアスピリンの効果
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JPY
Abstract
JPAD 試験では動脈硬化性疾患の既往のない2 型糖尿病患者2,539 例を対象とし,アスピリン投与群またはアスピリン非投与群に無作為に割り付けた.JPAD 試験は評価項目の評価については盲検下で行われる前向き無作為化非盲検対照試験で,観察期間の中央値は4.37 年であった.JPAD 試験では,総動脈硬化性イベントの発生率はアスピリン投与群とアスピリン非投与群との間に有意な差は認められなかったが,65 歳以上の患者ではアスピリン投与群で32%の有意な低下が認められた.さらに,日本人で頻度の高い出血性脳卒中の増加はなく,忍容性に優れていることも示した.その後のアスピリンの心血管イベント一次予防に対する有効性についてのサブ解析で,登録時のデータをもとに血圧コントロール良好群と血圧コントロール不良とで解析しても有意な結果は得られなかった.アスピリンの効果において血圧コントロールの善し悪しは有意な影響を及ぼさないことが示された.
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