No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
体内時計による薬物輸送トランスポーターの概日リズム制御
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
薬の効果は作用部位における“薬物の濃度”とその部位における“薬物に対する感受性”によって決定される.薬物が投与された部位から作用部位に到達するまでにはいくつもの“関門”があり,投与されたすべての薬物が作用部位に移行することはない.体内および作用部位における薬物の濃度は,吸収,分布,代謝,排泄の各過程によって規定されるが,薬物の生体膜輸送に関与するトランスポーターの発現や機能には概日性の変動が認められる.そのため,その基質となる薬物の輸送能は服用する時刻よって変化し,薬の効果や副作用の発現にも影響を及ぼす.本稿では,薬物の体内動態に影響を及ぼす生体機能の日周リズムと体内時計による薬物輸送トランスポーターの概日リズム制御メカニズムについて概説する.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/245010/108