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定量的標的プロテオミクスに基づく胃癌・乳癌薬剤感受性関連トランスポーターの解明
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JPY
Abstract
化学療法は外科的手術および放射線療法と並び,癌の重要な治療法である.しかし,薬剤耐性が化学療法の問題点としてあげられ,抗癌剤の細胞内外への輸送を担うトランスポーターが関与していることが知られている.抗癌剤感受性に関与するとされるトランスポーターは多数知られており,各癌細胞において主要な役割を担うトランスポーターを特定することは薬剤感受性メカニズムを理解し,治療薬の選択だけでなく,より優れた抗癌剤の開発研究に重要である.これまで,輸送機能を担う細胞膜中のトランスポーターの蛋白質濃度を測定することなく研究を行ってきたことが問題である.本稿では近年著者らの研究室で開発した“蛋白質をトリプシン消化してできるペプチドのなかからアミノ酸配列に基づいて定量に適したペプチドを選択し,三連四重極型質量分析装置を用いて定量する手法”について概略を述べ,癌薬剤感受性とトランスポーターの関連性を解明する研究に応用した例を紹介する.
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