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JPY
Abstract
CRRT は日本では持続的血液濾過(CHF)としてはじまり,その後おもに持続的血液濾過透析(CHDF)として救急・集中治療領域で広く普及している.これらCRRT はおもに急性腎傷害(AKI)や慢性腎不全の急性増悪,腎不全患者の周術期管理に用いられるが,重症急性膵炎や急性肝不全,重症敗血症や敗血症性ショックに対しても血中の病因物質(メディエータ)除去目的に行われている.しかし,保険上使用できる滅菌重炭酸補充液量が限られており,欧米の推奨血液浄化量と比較すると約半分程度の浄化量でしか施行されていない.そのため十分な効果を発揮できていない可能性がある.また,クレアチニンの上昇が適応開始基準のひとつとされており,早期開始を妨げている.これらの問題点を解決することが,CRRT の適切な使用と適応拡大,ひいては救命率の改善につながると考えられる.
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