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CRRTのフィルター性能と選択―膜の吸着能を考慮した浄化器の評価
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JPY
Abstract
持続的腎代替療法(CRRT)では使用可能な透析液量が健康保険上,限られているので,拡散や濾過で対象溶質を十分に除去することは難しい.このためCRRT では血液浄化膜による吸着が期待されることも多い.水溶液の検討では,PMMA 膜およびPEPA 膜は低分子量蛋白質に対する強力な吸着能が認められた.実験系では1 時間程度で吸着飽和に達したが,対象溶質(炎症性サイトカインなど)の濃度がpg/mL オーダーときわめて低い臨床では,膜による吸着が長時間維持される可能性もある.しかし,一部の吸着膜ではアルブミンなどの有用蛋白質を吸着除去している可能性もあるので注意を要する.PS 膜では吸着はほとんど起きないが,浄化器のライフタイムを確保するうえではこれはむしろ有利である.このような浄化膜の特性を熟知したうえで,浄化器を選択する必要がある.
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