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JPY
Abstract
皮膚は消化管に次いで,節外性非Hodgkin リンパ腫の好発部位である.菌状息肉症は古くから皮膚特有のリンパ腫として知られていたが,そのほかにも最近になりさまざまな皮膚リンパ腫が独立した病型として認識されるようになってきた.皮膚リンパ腫は腫瘍細胞形態や表面形質が類似の皮膚外原発のリンパ腫よりも経過が良好であることが多く,皮膚リンパ腫の病型や病期を正確に診断することが大切である.菌状息肉症・Sézary 症候群に対しては独自のTNM 分類とそれに対応した病期分類が作成されており,予後を推測し適切な治療を選択するためには,病期診断に必要な用語の理解が不可欠である.一方,菌状息肉症・Sézary 症候群以外の皮膚リンパ腫に対しては暫定的にTNM 分類が提唱されているが,病変の広がりを示しているにすぎず,病勢を反映しているか不明である.また,このTNM 分類に対応する病期分類はいまだ整備されていない.
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