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JPY
Abstract
特発性心室細動は,器質的心疾患を伴わない心臓に発症する心室細動と定義されている.その発症メカニズムとして,心筋イオンチャネルの関与が考えられている.さまざまなタイプのイオンチャネルが複合的に機能することが心筋活動電位形成には不可欠である.しかし,イオンチャネル電流のバランスが崩れ,再分極過程における過剰な外向きの電流がBrugada 症候群や早期再分極症候群などにおける心室細動を惹起すると考えられている.このイオンチャネル電流の異常の原因として,イオンチャネルおよび関連蛋白をコードする遺伝子の異常が報告されている.もっとも報告例が多いのはNa チャネル関連の遺伝子であり,K そしてCa チャネル関連遺伝子の報告がある.特発性心室細動をイオンチャネル病として分類することで,より詳細な発症メカニズムの解明につながることが期待される.
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/content/article/0039-2359/245090/796