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JPY
Abstract
1997 年に最初の温度感受性TRP チャネルとしてカプサイシン受容体TRPV1 が遺伝子クローニングされてから,これまでに9 つの温度感受性TRP チャネル(TRPV1,TRPV2,TRPV3,TRPV4,TRPM2,TRPM4,TRPM5,TRPM8,TRPA1)が明らかになっており,温度刺激・機械刺激・化学物質刺激などで活性化されて痛みを含む“感覚”にかかわることがわかっている.しかし,遺伝子欠損マウスがさまざまな表現型を示すにもかかわらず,感覚異常をもたらす遺伝子変異はヒトではほとんど明らかになっていない.TRPV4 の変異は神経・骨・筋肉に異常を示す遺伝性疾患を引き起こすことがわかっているが,温度感覚との関連は明らかでない.温度感覚や痛みは疾患ではなく症状であることから発見が難しいのかもしれないが,今後,遺伝子変異が発見されていくことが期待される.
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/content/article/0039-2359/245090/831