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白血病診療におけるフローサイトメトリー利用時の注意点
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JPY
Abstract
フローサイトメトリー(FCM)は,検体採取当日に結果が得られるという迅速性で他の検査を大きく凌駕し,日常診療に必須の検査法である.混合形質性急性白血病(MPAL)はその診断にFCM が大きな力を発揮するが,ミエロペルオキシダーゼ(MPO)陽性の判断が細胞化学や免疫組織化学の結果と乖離し,困難であることがある.FCM におけるMPO のcut-off 値をより低い値(10~15%程度)に設定する方がより適切である可能性がある.また,FCM 上,急性前骨髄性白血病(APL)と類似した抗原発現パターンをとるものにcup-like leukemiaがある.これは核の形態に特徴があるため,形態をよく観察することでAPL とは鑑別可能である.Cuplikeleukemia は初診時の白血球数や芽球数が多い症例が多く,核型も正常核型が多いとされている.さらに,Flt3 とNPM1 のmutation を同時に認める症例が多いと報告されている.しかし,これらの遺伝子異常が予後に与える影響については十分に解析されていない.
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