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JPY
Abstract
動脈硬化は動脈壁の内膜における脂質の蓄積による代謝性疾患であるが,その病変部位である血管内皮下にはT 細胞やマクロファージなどの免疫細胞が集積しており,その慢性炎症性疾患としての側面が注目されている.マウスにおいてT 細胞の共刺激分子や抑制性分子は動脈硬化の程度と関連することから,獲得免疫がその病態に関与することが判明した.また,自然免疫も重要な役割を果たしている.Scavenger 受容体はリポ蛋白の回収を行い,マクロファージが泡沫細胞へと分化するのに重要な機能を果たし,Toll like 受容体は内因性のdanger signal を認識し,炎症性サイトカインの産生や炎症を導く.さらに動脈硬化巣におけるコレステロール結晶が,NLRP3 インフラマソームの活性化を通じてIL-1 依存性に動脈硬化の進展に関与していることが示された.
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