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JPY
Abstract
全身性エリテマトーデス(SLE)には10~15%に血管炎がみられ,その大部分は皮膚に生じる.よくみられる皮疹はリベド,紫斑,皮内結節,皮膚潰瘍,白色萎縮症,蕁麻疹様皮疹である.皮膚生検では真皮において白血球破砕性血管炎がみられ,血管壁に免疫グロブリンや補体の沈着を伴うことが多い.内臓では肺,消化管,神経系,腎などに血管炎を生じることがあるが,病理学的に証明されることは少ない.治療の主体はステロイドと免疫抑制薬による全身療法であり,皮膚潰瘍には適切な局所処置を行う.SLE に他の型の血管炎,すなわち蕁麻疹様血管炎,クリオグロブリン血症性血管炎,ANCA 関連血管炎が合併することもあり,これらは一種のオーバーラップとして扱われる.SLE ではACNA がしばしば陽性となるが,ANCA 陽性であることと血管炎の発症はかならずしもリンクしない.
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/content/article/0039-2359/246010/119