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JPY
Abstract
川崎病(KD)はその存在が発見されてから50 年近い年月が経過したが,原因はいまなお不明である.その診断は主要6 症状の出現の有無という若干不確実な物差しに依存しているため,診断確定に苦慮したり,診断の遅れから治療開始の遅れをしばしば経験する.また,その治療法は原因に対して直接的・特異的介入ができていないため,初期標準治療(免疫グロブリン超大量療法+アスピリン)に対する治療抵抗例が,地域差なく15~20%存在し,治療法の進歩にもかかわらず,いまなお罹患患者の約3%に冠動脈障害を残している.本稿では不全型KD などKD の診断に関する諸問題について解説し,さらに最近公表された新しい治療ガイドラインに沿って,初期標準治療法や治療抵抗例に対して試みられているさまざまな2nd Line,3rd Line 治療法,および初期強化療法など最新の治療戦略について解説したい.
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/content/article/0039-2359/246010/27