No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
“新型出生前検査”の導入をめぐって,出生前診断とその結果として選択される中絶についての議論が活発になされている.しかし,なぜ出生前検査を受けるのか受けないのか,なぜ検査の結果,中絶を選ぶのか出産するのかについての資料は少ない.本稿では,出生前検査を受けるか受けないかの選択と,検査の結果を受けて産むか中絶するかの選択について,その背景にある社会的・文化的要因を含めて検討する.そこで,日本では出生前検査とその診断を受けての中絶に関する資料が不十分であることから,出生前診断が抱える問題について深く検討ができず,また対応もできていないことを指摘し,出生前検査の際に提供される医学的な情報だけではなく,検査についての女性の選択とその理由,障碍がある子どもを育てる際に有用な情報,障碍があって生活していくのに有用な情報を入手したうえで選択できるようにすることの必要性を述べる.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/246020/176