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JPY
Abstract
統合失調症は罹患率が高く,慢性に経過し,思考プロセスや感情表現への歪みを特徴とする精神疾患である.人生の早期に発症し,症状のために日常生活や社会生活で困難を経験することが多く,症状の緩和のために一生涯にわたる治療が必要になることがある.回復のためには高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同じように,早期発見や早期治療,薬物療法と本人・家族の協力の組合せ,再発予防のための治療の継続が大切であるが,大規模な精神科病院を中心とする精神保健サービスではその対応が不十分であり,病院とコミュニティでのケアを組み合わせた“バランスのとれたケア”が提唱され,先進諸外国で実践されている.日本においても“病院中心から地域生活中心へ”の施策転換が示され,大学病院や民間クリニック,厚労省のモデル事業とさまざまなレベルで取組みがなされてきている.
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