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Fasで除去される新規2型免疫細胞とIgE抗体産生
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JPY
Abstract
代表的なデスレセプターのひとつであるFas は,そのリガンドであるFasL やアゴニスティックな抗Fas 抗体と結合することで強くアポトーシスを誘導することが知られている.Fas を介したアポトーシスの欠損は自己免疫疾患の発症につながることが報告されており,“Fas と自己免疫疾患の関係性”については長年研究されてきた.しかし,“Fas の欠損とアレルギー性疾患の関係性”については報告がなかった.著者らはBALB/c 遺伝背景下において,Fas ノックアウトマウスが血中IgE 値の劇的な上昇とアレルギー性炎症を伴った眼瞼炎を発症することを報告した.このマウスの詳細な解析から,B 細胞と直接接触することによってIgE 抗体産生を促進するあらたな2 型免疫細胞を発見した.この新規2 型免疫細胞はFas を発現し,in vitro においてアゴニスティックな抗Fas 抗体によりアポトーシスが誘導された.これらの結果から,Fas の欠損により新規2型免疫細胞へのアポトーシスが誘導されないことで,アレルギー発症につながる可能性が示唆された.
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/content/article/0039-2359/246050/411