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JPY
Abstract
モノクローナル抗体は細胞傷害性抗がん剤と比較して毒性が低い一方で標的への高い特異性を有しており,いまやがん薬物療法における中心的存在として広く用いられるようになった.Infusion reaction とはモノクローナル抗体に共通してみられる特徴的な有害事象であり,投与開始24 時間以内にみられる有害事象を総称したものである.Infusion reaction の症状や程度は薬剤によっても異なり,多くの例では発熱,悪寒,掻痒感,頭痛などの軽症~中等度の症状を呈するが,なかにはアナフィラキシー様症状,肺障害,心障害をはじめとする重篤な症状や,まれではあるが死亡例の報告もあるため,とくに外来での治療にあたっては細心の注意を払う必要がある.本稿では,infusion reaction について,またその危険因子や発症機序,各薬剤における発症プロファイルと発症時の対応方法などについて概説していきたい.
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