No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
副甲状腺ホルモン(PTH)は84 個のアミノ酸からなり,骨吸収や腎尿細管カルシウム(Ca)再吸収を促進し,血中Ca 濃度維持に必須のホルモンである.このPTH の持続投与は原発性副甲状腺機能亢進症患者に示されるように,骨吸収の亢進からおもに皮質骨の骨量減少を惹起する.一方,PTH の間欠投与は骨形成を促進し,海綿骨の骨量を増加させる.このためPTH 製剤が骨粗鬆症に対し臨床応用された.わが国では,PTH のN 末端34 個のアミノ酸であるテリパラチドの連日皮下投与製剤と週1 回皮下投与製剤が使用可能である.これに加え海外では,全長PTH 製剤も使用可能となっている.これらのPTH 製剤では,海綿骨量の増加から椎体骨折の発症を防止するエビデンスが得られている.また,テリパラチドの連日投与では非椎体骨折も防止される.ただしこれらのPTH 製剤の作用機序や製剤間の差異については現状でも不明な点が残されている.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/247010/115