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JPY
Abstract
Wnt シグナルは多くのプレーヤーによって構成されている.哺乳類ではリガンドが19 種類,Frizzled 受容体が10 種類,さらに共受容体や阻害因子が多数同定されている.これらのプレーヤーが組織に特有なシグナルネットワークを構成することで,形態形成や癌の発生などさまざまな生物学的事象を制御する.骨代謝もWnt シグナルの制御を受ける事象のひとつである.骨芽細胞におけるWnt/β-catenin シグナルは骨形成を誘導する一方,osteoprotegerin の発現を誘導し破骨細胞の分化を阻害する.これによって骨吸収は抑制される.一方,β-catenin を介さないWnt シグナルを活性化するWnt5a は,共受容体Ror2 を介して破骨細胞分化を亢進することが明らかになってきた.本稿では骨吸収と骨形成を制御するWnt シグナルについて,最新の知見を紹介する.
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