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JPY
Abstract
高齢化社会の進展に従い,骨粗鬆症とともにロコモティブ症候群の原因となるサルコペニアという概念が注目されてきている.サルコペニアの要素として筋肉量の減少と筋肉の機能低下があり,それぞれかならずしも併行しない形で骨粗鬆症と密接に関連すると考えられる.また,これまでの臨床知見より,筋肉量が多いほど骨密度増加や骨折リスク低下がみられるとされている.さらに,種々の内分泌疾患では筋と骨が同時に障害を受けることが知られており,活性型ビタミンD,GH/IGF-Ⅰ系,性ホルモン,グルココルチコイド,インスリンなどが重要と考えられる.これらの事実は,筋と骨の相互関連(筋・骨連関)が生理あるいは病態において重要な役割を果たす可能性を示唆する.著者らは筋・骨連関の一部として,①局所的な筋骨化の調節と,②全身的な筋から産生され骨アナボリックに働く体液性因子の調節,という2 つの側面から研究を進めている.
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/content/article/0039-2359/247010/56