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JPY
Abstract
サルコイドーシスの診断基準には,組織診断群と臨床診断群の2 つがある.組織診断群はある臓器に組織学的に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫が認められ,なおかつ他の臓器で“サルコイドーシス病変を強く示唆する臨床所見”が認められる場合である.一方,臨床診断群は“サルコイドーシス病変を強く示唆する臨床所見”が2つ以上の臓器で認められてはじめて診断される.さらに,両群ともに“全身反応を示す検査所見”6 項目中2項目以上の陽性が必要である.本症の診断基準は,身体および検査所見など本症に特異的なものが少ない,あるいは感度が低いために,複数の臓器で本症が強く示唆される場合にはじめて診断が可能になるという苦肉の策でもある.心臓サルコイドーシスの診断は,この“サルコイドーシスの診断基準”と本稿で述べる“心臓サルコイドーシスの診断の手引き”に基づいて行う.
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