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JPY
Abstract
心臓サルコイドーシス(心サ症)においては,心筋の炎症に基づき房室ブロック,心不全,および心室性不整脈が,単独あるいは混在した形で発症する.このため,心電図異常と心エコー図が診断の端緒となることが多い.心筋障害の部位・程度には多様性があるが,約90%に中隔障害を伴うため,心電図としては伝導障害による右脚ブロックおよび房室ブロックが特徴的所見として認められる.また,心筋障害を反映した軸変位,異常Q 波およびST 変化,micro-reentry の形成に基づく心室性不整脈を認める.心エコー図では,初期には局所,とくに中隔基部の形態異常(菲薄化・肥厚)と壁運動異常を認めることが多い.ことに中隔基部の菲薄化は心サ症の特異的所見である.急激に発症する例がある一方,数年を経て徐々に悪化する例もあり,長期にわたる心電図および心エコー図の観察が重要である.
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/content/article/0039-2359/247020/153