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神経障害性疼痛を合併した慢性疼痛患者の心理と心身医学的アプローチ
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JPY
Abstract
神経障害性疼痛の症状には感覚障害,運動機能障害,空間認知障害などが知られているが,周囲に理解されにくい病的体験を患者にもたらしている.自身の苦痛・苦悩を言葉で表現する力が少ない失感情症傾向を合併すると,周囲との交流不全がさらに起こりやすく,抑うつ・不安・破局化といった不快情動が蓄積されやすくなり,難治化の因子になる.医療処置や交通事故後に発症した症例では不公平感や怒りが痛みの強さに関連することもあり,徹底した支持的カウンセリングが重要である.医療コミュニケーションに配慮したうえで,痛みによる恐怖回避による不動か,あるいは否定的感情の発散のための過活動になるかの極端な行動に陥りやすい問題に対して,適度なリハビリと休息のバランスをとるペース配分の心理教育的アプローチといった心身医学的アプローチが重要である.神経障害性疼痛に伴う患者心理が広く医療一般に理解されることが望まれる.
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