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JPY
Abstract
わが国は超高齢社会を向かえ後期高齢者の医療費が伸びている.人口構造の変化をみると今後は75 歳をもって“お年寄り”とする社会が到来するかもしれない.低経済成長下で,医療費の配分が喫緊の課題になると考えられるが,その疾病特性についてはより熟慮を重ねる必要がある.とくに最近よく話題にのぼる終末期医療費についてはさらなる“みえる化”が求められる.その一方で高齢者における糖尿病性腎症が年々増加しており,その伸びをどう適正化するかが政策課題になるであろう.そこでDPC データを使って一定の定量分析を行った.その結果,緊急入院率は加齢とともに高くなる傾向にあるが,かりに緊急入院を回避できれば高齢者においても入院医療費の減少が見込まれることがわかった.とくに腎臓専門医への外来紹介は緊急入院を回避する主たる“打ち手”であることが示唆された.今後はかかりつけ医と専門医が提携して一定の透析前教育を行うことが求められる.
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