No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
“医療のみえる化”の現状と課題―P4P は日本になじむか?
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
“医療のみえる化”が叫ばれて久しいが,日本はICT 化によって獲得したデータをかならずしも有効活用しているとはいえない.しかし,わが国の高齢化のスピードやいまの財政状況を考えると,今後は医療を提供する側にも一定のデータ分析に基づく“可視化”が求められる.その場合のキーワードは“医療の質の向上と効率化の同時達成”である.一般に,経済的動機付けを行えばこうした方向に進むとされるが,諸外国におけるP4P の試みをみるとかならずしもそうなっていない.これは医療分野におけるKAIZEN は経済的合理性だけで決まらないことの証左かもしれない.事実,医療にかけるコストと年齢や合併症などのリスク調整後の死亡率はトレードオフ(反比例)の関係にあるとされるが,現実には同じコストでも死亡率にばらつきがある.逆に同じ死亡率を達成するのに要するコストにもばらつきがある.P4P に先がけてP4R が求められる.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/247080/705