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JPY
Abstract
活性酸素は,生体内のエネルギー代謝や感染防御過程において発生する一連の反応性分子種(O2-,H2O2など)である.これまで活性酸素は酸素毒性の要因となる有害物質として取り扱われてきたが,近年になり,活性酸素が生理的なシグナル伝達機能を発揮していることが明らかになりつつある.さらに,酸化ストレスの病因論として,これら活性酸素シグナルの制御異常によるレドックス恒常性の破綻という新しいメカニズムが注目されている.興味深いことに,一酸化窒素(NO),一酸化炭素(CO)などのガス状分子,あるいは硫化水素(H2S)関連活性分子種が,活性酸素のシグナル機能の制御に密接にかかわることがわかってきた.このような活性酸素とガス状分子の多彩なシグナルネットワークの全貌を明らかにすることは,酸化ストレス病態の理解と新しい治療法の構築にきわめて重要である.
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/content/article/0039-2359/247090/776