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肺疾患における酸化ストレス応答―Nrf2を中心にして
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JPY
Abstract
肺は元来,喫煙,大気汚染物質,病原微生物などの外来有害物質に対する防御機構が発達した臓器であり,緻密な抗酸化機構が存在している.近年,肺の外的酸化ストレスに応答する抗酸化遺伝子の発現誘導の機序が明らかになってきた.その中心的役割を担うのがNF-E2-related factor 2(Nrf2)とよばれる転写因子である.喫煙という慢性外的刺激が病態のおもな原因と考えられる慢性閉塞性肺疾患(COPD)においても,その発症の機序や遺伝的背景として抗酸化遺伝子の役割がこれまで多く報告されている.肺のさまざまな病態において,何らかの抗酸化遺伝子の発現低下,あるいは機能低下が病態に関与しており,それらに対するあらたな治療戦略が注目されている.
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