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肝のインスリン抵抗性と小胞体ストレス・酸化ストレス
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JPY
Abstract
小胞体では分泌蛋白質や膜蛋白質の修飾がなされるが,小胞体ストレスは蛋白質合成の増加やシャペロン機能の低下によって惹起され,酸化ストレスとも密接に関連している.肥満・糖尿病の肝では両者が亢進しているが,過剰なストレスやそれに対する不十分な応答はインスリン抵抗性の原因となる.最近では,インスリン抵抗性状態の肝ではシャペロンの誘導が低下し,小胞体ストレスがさらに亢進している可能性や,小胞体ストレスが脂肪酸代謝を促進し,脂肪肝の原因となる可能性も明らかとなってきた.さらには小胞体ストレス関連分子と糖新生系との関連についてもあらたな知見が得られている.今後は小胞体ストレスや酸化ストレスに着目したあらたな治療法の開発や,両ストレスが担う役割に関するさらなる知見の集積が期待される.
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