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パーキンソン病の再生医療―ドパミン神経前駆細胞移植の臨床応用実現に向けての取組み
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JPY
Abstract
パーキンソン病(PD)は神経変性疾患のひとつで,日本では難病に指定されている.中年以降に発症しやすく,高齢になるほど発症の割合も増える.中脳黒質のドパミン神経細胞が減少することにより症状が現れ,おもな症状は手足の震え,筋固縮,無動などの運動症状である.治療法として薬物療法や定位脳手術が施されるが,根本的な治療法ではなく,症状を和らげる対症療法である.そこで根本的な治療法として,減少したドパミン神経細胞を補う細胞移植治療法が1980 年代から研究されている.ES 細胞やiPS 細胞が誕生し,これらの細胞から,失われたドパミン神経細胞を分化誘導する技術が開発された.この分化誘導した細胞をPD モデル動物の脳に移植すると,失われたドパミン神経細胞が補われ,運動症状が改善されることが報告されている.本稿では,PD の根本的な治療法の確立を目指して現在取り組まれていることを概説する.
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