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JPY
Abstract
αシヌクレイン(ParkⅠ.Ⅳ)の生理的作用はいまだに明確になったとはいえず,その病理作用に関する研究に比べて大きく遅れている感がある.その理由のひとつはパーキンソン病(PD)などのシヌクレイノパチーとの関連で,αシヌクレインの神経変性における病理作用が生理的作用よりも重視されてきたからであろう.また,従来のαシヌクレインの病理作用は主として病気の進行期におけるものをとらえてきたことから,生理作用とは距離をおいたものであるという理由も考えられる.しかし,昨今強調されている神経変性疾患に対する早期治療,あるいは発症前治療の概念に基づけば,生理作用が徐々に破綻し,病的作用としてみなされるようになるその時期の病態こそが重要な局面であろう.したがって,以前にも増して生理作用の理解が必要になるものと思われる.同様の事態はAlzheimer 病(AD)におけるアミロイド前駆体蛋白APP にもいえることであり,神経変性疾患の研究において普遍的な問題であろう.
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