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JPY
Abstract
光老化による真皮の変化は深いシワ,弾性を失った粗造な皮膚と毛細血管拡張の像などの臨床症状として現れる.このように光老化した真皮のコラーゲン量は,自然老化の皮膚と比べて著しく減少している.これは紫外線照射によりmatrix metalloproteinases(MMPs)の発現が亢進され,真皮マトリックスが破壊されるためである.とくに,真皮内のコラーゲンは不完全に分解されるため,変性したコラーゲンが蓄積し真皮の立体構造に障害をもたらす.これが深いシワの形成を引き起こす.光老化した皮膚ではエラスチンが真皮網状層に蓄積し,solar elastosis の像を呈しており,張りのない粗造な皮膚を形成する.さらに,長期の紫外線曝露により真皮上層部では顕著な毛細血管拡張がみられる.本稿では光老化で生じる真皮内の変化の分子メカニズムについて,これまでの知見を踏まえて概説する.
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