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JPY
Abstract
不採算部門といわれる救急医療部門を閉鎖する病院が増えているが,こうした現象は諸外国でもみられる.わが国でも救急車をタクシー代わりに利用する,いわゆる“モラル・ハザード(倫理の欠如)”が社会問題化しており,特別料金を徴収する議論もある.しかし,その前に行うべきは救急医療のみえる化ではないか.実際,救急搬送の情報と医療機関が保有する搬送後の予後情報をリンクさせたところ,11 回以上の照会事案は2008年に922 件あり,そのうちの462 件(50.7%)は23 カ所もの救命救急センターを有する東京であることがわかった.また,その転帰の1/3 は死亡退院であった.特筆すべきは内因性患者が3/4 を占めていることで,この傾向は2002 年度の船橋市救急医療白書と整合性があった.今後は時間価値の測定に向け,さらなる詳細なデータの回収が求められる.
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