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JPY
Abstract
サルコペニア(加齢性筋肉減少症)は加齢に伴い進行性かつ全身性に筋量と筋力が減少する症候群で,QOLの低下,身体障害,そして死の危険性をも伴う.超高齢者社会を迎えたわが国ではサルコペニアの病態を正しく把握し,予防および治療が確立されることが望まれている.ひとつには,運動介入,栄養介入が有用であろう.サルコペニアではホルモンバランスの変化が重要であり,ビタミンD や男性ホルモンによる治療介入も有望である.サルコペニアの本質は加齢に伴う筋肉量の減少である.骨格筋細胞は内分泌臓器としてサイトカインの受渡しを行っている.そのなかに,筋量を調節したり他臓器との相関を担っている分子がある.成長ホルモン/IGF やマイオスタチンが代表的な筋量調節因子である.これらを標的としたあらたな視点からのサルコペニアの予防や治療介入が非常に有望と考えられる.本稿ではおもに,筋量調節因子に焦点を当てながらサルコペニアの新規治療法を紹介したい.
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