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ジアシルグリセロールキナーゼ―DGKアイソザイムのさまざまな生理機能と病態との関連
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JPY
Abstract
ジアシルグリセロール(DG)キナーゼ(DGK)はDG をリン酸化してホスファチジン酸を産生する酵素で,10種のアイソザイムからなる分子ファミリーである.各DGK アイソザイムはC1 と触媒ドメインからなる共通領域に加えて,プレクストリンホモロジードメインなどのそれぞれに特徴的な機能ドメインをもつ.各DGKアイソザイムは一部重複があるものの,プロテインキナーゼやG 蛋白質などを介して,それぞれに時空間的に分離した特異的な機能を担い,DGK は予想以上に広範で多彩な生理機能や病態形成制御に関与していることがわかってきた.たとえば,病態に関しては難治性がん(DGKα,η,ζ,ι),2 型糖尿病(DGKδ,γ),免疫不全(DGKα,ζ),双極性障害(DGKβ,η),てんかん(DGKδ,ε),Parkinson 病(DGKθ),Huntington病(DGKε),尿道下裂(DGKκ),心臓肥大(DGKζ)などとの関連が報告されている.
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