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JPY
Abstract
ホスファチジルセリン(PS)は極性頭部にセリン残基をもつグリセロリン脂質である.真核細胞の生体膜の5~10%を構成し,とくに細胞膜の細胞質側に濃縮して存在することが知られている.細胞膜におけるPS の機能として,①カルシウムイオン,ジアシルグリセロールと協調してプロテインキナーゼC を細胞膜へ移行・活性化すること,②細胞死に伴い細胞外に露出し,死細胞の貪食を誘起する“eat-me”シグナルとして機能すること,などがよく知られている.これらは細胞膜におけるPS の機能であるが,近年になって細胞小器官におけるPS の機能が明らかになってきた.本稿では細胞内物質輸送を制御する細胞内PS に関しての最新の知見を概説する.
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